高さのある片流れの屋根と、広々した駐車場とのバランスを取る為には、存在感のある高い門塀が重要なアクセントとなっています。
門塀は最近流行の発泡スチロールの塀(TFウォール)を採用。高さは道路から2mと門塀としてはかなりの高さがありますが、躯体が軽くユンボでぶつけても倒れない強さを兼ね備えているので、地震に強く安全です。門塀は石調のタイルで仕上げ、タイルの凹凸や色彩の変化もあり非常に重厚な仕上がりとなりました。夜になるとシルバーのマリンランプからの光が門塀周りを包み込み、影が生み出す演出もぐっと息をのむ仕上がりとなりました。
アプローチも門塀からの流れでグレーで統一し、アプローチ横にはモルタルで仕上げた鉢にオリーブの植え込みと、洗車や掃除で使用する立水栓をあえてアプローチのアイストップとして配置。これらの周辺を門塀周りと同じ栗石でデコレーションする事で建物周りが一体となるようなデザインとしました。
栗石もΦ300程度の渋めの落ち着いた色彩の割栗石とΦ150程度のグレーの割栗石をミックスする事で、単調にならないように変化をつけるようにしました。
リビングではカーテンを開けたままでも生活できるように、隣地からの目線を隠す樹脂製の板塀に、ひときわ大きいタイルテラスをデザインしました。
お庭でのバーベキューやお子様のプールを楽しみたいとのご要望でしたので、タイルテラスは家族でグリルを囲んで楽しめる広さにし、リビング・タイルテラス・キッチンの回遊性を持たせ、タイルテラスの下には人工芝を張り、ビニールプールを置いて水遊びができるスペースを設けました。目隠しの板塀と広いタイルテラス・人工芝によって、見た目だけではなく使える庭となり、お客様にも満足して頂けました。